明電舎―独子会社が電力会社から避雷器受注―

明電舎は2日、100%子会社の独トリデルタ明電舎(TMG)が欧州の大手電力会社から配電用避雷器を正式受注したと発表した。受注先や受注額などの詳細は明らかにしていない。

TMGは明電舎が2015年に買収したドイツの電力用避雷器メーカー。前身企業のトリデルタ・ウバーシュパヌングスアップライターは1889年の創業で、約130年の歴史を持つ。これまでに120カ国以上に800キロボルト(kV)までの電力用避雷器を納入してきた実績がある。

今回の受注は長期供給契約。受注した避雷器は発電所で発電された電力を各需要家に届ける間にある配電設備に取り付けられる。

明電舎はTMGの買収後、日中独の三拠点体制を通して販路・生産能力を拡大するとともに、生産体制の最適化と共同製品開発などの技術交流を進めている。

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