IT大手の米アップルは5日、同社のスマホ決済サービス「アップルペイ」が間もなくドイツでスタートすることを明らかにした。競合グーグルは独自のスマホ決済サービス「グーグルペイ」を6月時点で独市場に投入済み。アップルは数カ月遅れで同市場に参入する。
アップルは現地銀のドイツ銀行、ヒポフェライン銀行、コメルツ銀行のネット銀子会社コムディレクト、モバイル銀行N26、決済サービスのワイヤーカード、カード大手ビザ、マスターカード、アメリカン・エクスプレスなどと手を組んでサービスを開始する。当初はアルディ、カウフホーフ、メディアマルクト、dmなど41社の店舗で利用できる。
アップルペイは約4年前に開始された決済サービスで、すでに世界20カ国強で提供されている。ドイツではアップルが取得する手数料がネックとなり、銀行との協業合意が遅れていた。アップルが提携行などとどのような取り決めを行ったかは明らかにされていない。