高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が7日発表した2018年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比26.8%減の17億4,500万ユーロと大幅に落ち込んだ。欧州の排ガス検査方式変更に伴う値引き競争やリコール引当金の計上、研究開発費の拡大が響いた格好で、純利益も23.9%減の14億500万ユーロへと縮小した。売上高は4.7%増えて247億4,300万ユーロとなった。
主力の乗用車部門ではEBITが47.1%減の9億3,000万ユーロへと後退。同売上高が3.3%増の211億1,100万ユーロへと拡大したことから、売上高営業利益率(EBITベース)は前年同期の8.6%から4.4%へと下落し、目標レンジの8~10%を大幅に割り込んだ。競合アウディの同0.8%を上回ったものの、メルセデスの6.3%を下回っている。