ドイツ連邦統計局が16日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比4.0%増と大きく拡大した。石油製品が24.1%上昇して全体を強く押し上げた。
石油製品以外では穀物・葉たばこ・種子・飼料(17.0%増)、果物・野菜・じゃがいも(9.0%増)、化学品(6.5%増)で大きく上昇。鉱石・金属も2.4%の伸びを記録した。
ペット・家畜(9.7%減)、スクラップ・リサイクル材料(8.4%減)、コーヒー・茶・カカオ・香辛料(3.1%減)は前年同月を下回った。
卸売物価は前月比では0.3%増となり、8カ月連続で上昇した。最大の押し上げ要因は石油で3.5%上昇。穀物・葉たばこ・種子・飼料とコーヒー・茶・カカオ・香辛料も前月をそれぞれ2.1%、1.2%上回った。化学品は0.3%増、鉱石・金属は0.2%増。ペット・家畜は6.1%減と大きく下落し、果物・野菜・じゃがいもも1.5%低下した。