自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)ブランド乗用車(ヴォルフスブルク)は11月30日、英国のスーパー大手テスコと戦略協業すると発表した。電動車の販売を伸ばすためには充電インフラの拡充が必要不可欠であることから、テスコの店舗にチャージポイントを設置する。
今後3年間でテスコの600店舗にチャージポイント2,400カ所以上を設置する。これにより英国の充電ステーション数は14%増加するという。
買い物客はショッピング中に充電できる。出力7キロワット(kW)であれば料金は無料。同50kWの急速充電サービスも低料金で提供するとしている。チャージポイントの運営はVWと英充電インフラ大手のポッド・ポイントが引き受ける。
VWは今後、電動車の市場投入を加速していく計画で、2025年までに同販売台数を年100万台へと拡大する目標を掲げている。ただ、電動車を生産しても、十分の数の充電ステーションが整っていないと需要を掘り起こせないことから、自らもインフラ整備を行っていく。