自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は11日、自動車内装向け表面材の生産施設をインドに建設すると発表した。これまでは国外工場で製造して輸入してきたが、同国の自動車市場が急速に成長していることから現地生産に切り替える。
インド西部のプネーで鍬入れ式を行った。敷地面積4ヘクタールの用地に約2,200万ユーロを投じて床面積1万2,000平方メートルの工場を建設する。生産要員を最大110人採用して、2020年から生産を開始。当初は年産能力500万平方メートルを予定している。
インドの自動車市場規模(販売台数ベース)は現在、世界5位。25年までに2倍の約1,000万台に拡大すると予想されることから、現地メーカー向けの表面材を同国で生産することにした。
コンチネンタルは現在、インドに計15拠点(そのうち工場は8カ所)を持ち、従業員8,000人を雇用している。雇用規模は今後2年で1万人に拡大する見通し。