自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は10日、同社のカーシェアリングサービス「カー2ゴー」の利用者数が昨年は360万人に達し、前年比で21%増加したと発表した。企業顧客が37%増の5万8,000社強と大幅に伸びて全体をけん引した。今年は1月にパリで事業を開始するなどサービス地域を一段と増やすことから、利用者数はさらに拡大する見通しだ。
利用者数が最も多い都市はベルリンで28万2,000人に達した。これに重慶(中国)が27万3,000人で続き、3位はマドリード(23万7,000人)だった。
利用回数は延べ2,500万回に達した。そのうち12%強を電気自動車(EV)の利用が占めた。一回当たりの走行距離は10%以上伸びたとしている。