自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)とチェコ子会社シュコダ自動車は19日、インド西部のプネーに技術センターを開設した。シュコダが中心となってインド市場に投入するVWグループの車両を開発する。
VWは昨年、2019~21年の3年間にインド市場に10億ユーロを投資する計画「インディア2.0」を発表した。同国市場の開拓に向けた措置で、シュコダが中心となって戦略車を開発し、現地生産する。研究開発には2億5,000万ユーロを投じる。
その一環で今回、プネーに開発拠点を開設した。技術者およそ250人が現地ニーズに見合った車両を開発する。プロジェクト管理、エレクトロニクス、インフォテイメント、車体デザイン、内装、足回り、全車両といった開発各分野の責任を現地の技術スタッフに委ねる。第一弾として現地仕様のプラットホーム「MQB A0 IN」をベースとする中型SUVを20~21年に市場投入する計画だ。部品の現地調達比率で95%を実現する。