ヤンマーは12日、欧州子会社ヤンマー・ヨーロッパを通して独エッシェンフェルダー・ケルテ・クリーマ・ウント・ウンヴェルトテヒニクなど3社(KKUグループ)を買収することで合意したと発表した。エネルギーシステム事業を強化する狙い。4月1日付で子会社化する。買収金額は明らかにしていない。
KKUグループは1992年の設立で、主にドイツ企業向けに空調・冷蔵機器の販売、エンジニアリング、施工、サービス、周辺機器の製造・販売を行なっている。本社は独西部のマールにある。
ヤンマーのエネルギーシステム事業担当会社ヤンマーエネルギーシステム(YES)は今後、両社が保有する販売・サービスネットワークを活用。総合エネルギーソリューションプロバイダーとして欧州全域で積極的にビジネスを展開していく。KKUグループは、グローバルに展開するヤンマーのサポートを受けながら、ドイツ以外の欧州地域にもビジネス拡張していく。
YESは今回の買収を機に、欧州でのビジネスモデル転換を図り、中期的に海外売上高比率を現在の30%から50%へと引き上げる計画だ。