電機業界受注、1月は0.4%減に

独電気電子工業会(ZVEI)が12日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比で0.4%減少した。国内は5.6%増えたものの、ユーロ圏(ドイツを除く)が5.8%減、ユーロ圏外が4.8%減と振るわなかった。

1月の生産高は物価調整後の実質で1.4%減少した。

1月の業界売上高(名目)155億ユーロで、0.2%落ち込んだ。ユーロ圏外が2.5%減の51億ユーロに後退。国内も0.3%減って73億ユーロとなった。ユーロ圏は4.4%増の31億ユーロへと拡大した。

2月の業界景況感は5カ月ぶりに好転した。現状判断が大幅に改善。現状を「良い」とする企業の割合は47%に達し、「悪い」の11%を大きく上回った。今後6カ月の見通しは「良い」が19%、「悪い」が16%だった。輸出見通しを「良い」とする回答と「悪い」とする回答の差は12ポイントで、前月の4ポイント強から約3倍に拡大した。

ZVEIは今回、2018年の業界売上高を前年比2.0%増の1,954億ユーロとし、2月に提示した1.9%増の1,950億ユーロから上方修正した。内訳は国内が1.7%増の931億ユーロ、ユーロ圏が3.6%増の377億ユーロ、ユーロ圏外が1.5%増の645億ユーロ。実質生産高についても前年比1.9%増から同2.1%増へと上方修正した。

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