独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月を1.3%下回った。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注は2.3%増えたものの、ユーロ圏外が4.0%減、国内が0.8%減と振るわなかった。1~2月の累計は前年同期比1.2%増で、内訳は国内が4.4%増、ユーロ圏が3.3%減、ユーロ圏外が横ばいだった。
2月の生産高は物価調整後の実質で前年同月を1.9%割り込んだ。1~2月は前年同期比の下落幅が2.1%に上った。
2月の業界売上高は151億ユーロで、前年同月を2.1%上回った。国内(2.7%増の72億ユーロ)とユーロ圏外(2.9%増の50億ユーロ)が増加。ユーロ圏(0.6%減の29億ユーロ)は落ち込んだ。1~2月の累計は前年同期比1.7%増の304億ユーロ。内訳は国内が3.0%増の145億ユーロ、ユーロ圏が1.5%増の59億ユーロ、ユーロ圏外が0.2%増の100億ユーロだった。