自動運転バスの公道走行、フランクフルトで実施

フランクフルトを中心とする地域の公共交通機関ライン・マイン・フェアケーアスブント(RMV)は7日、自動運転小型バスのパイロットプロジェクトを同市で実施すると発表した。フランクフルトで自動運転バスの走行試験が行われるのは2度目。走行で得られるデータを分析し、道路交通への統合に必要なノウハウを獲得する意向だ。

アルテ・ブリュッケ橋とウンターマインブリュッケ橋を結ぶマイン川北部の約1.2キロ区間でプロジェクトを実施する。これに伴い、同区間は8月1日から1年間、乗り合いバスも含めて他の自動車の走行が禁止される。

RMVは電動小型バス4台を購入する。そのうち2台を同プロジェクトに投入。残り2台は田園地域でのプロジェクトに振り向ける。

同市では昨年4月、自動車部品大手のコンチネンタルが独自開発の自動運転小型バス「CUbE」を用いて試験運転を行った。試験にはフランクフルト交通会社(VGF)とフランクフルト応用科学大学が協力。同大は試験のために敷地を提供した。

今回のプロジェクトはRMVとVGF、フランクフルト地域交通会社トラフィック(Traffiq)が共同で実施する。

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