MTU―ハイブリッド小型機開発のe.SATに出資―

航空機エンジン大手の独MTUエアロ・エンジンズ(ミュンヘン)は17日、ハイブリッド小型旅客機開発の独スタートアップ企業e.SATと協業することで基本合意した。同旅客機用のパワートレインを共同開発・生産するとともに、e.SATに1,000万ユーロ出資する。10月末までに詳細を詰め、年末に最終合意する予定だ。

e.SATは独西部のアーヘンに拠点を置く企業で、2018年に設立された。エンジンとモーターを併用する5人乗りの小型ハイブリッド旅客機「サイレント・エア・タクシー」を開発している。同旅客機は最高速度が時速300キロ超で、航続距離は1,000キロメール。11日に初公開された。22年の初飛行、24年の商業飛行開始を目指している。

同旅客機向けのパワートレインはe.SATの子会社e.SATパワートレインが開発する。

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