再生エネの独発電シェア、第1四半期は41%に拡大

ドイツの再生可能エネルギー発電量は第1四半期(1~3月)に615億キロワット時(kWh)となり、前年同期比で13.7%増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。風力発電が特に好調で全体が強く押し上げられた格好。国内発電総量に占める再生エネの割合は前年同期の35.3%から41.1%へと大きく拡大した。

風力発電の量は396億kWhとなり、前年同期を23.2%上回った。太陽光発電も12.6%増の61億kWhと2ケタ台の伸びを記録している。

在来型発電の量は11.1%減の882億kWhへと大きく落ち込んだ。石炭火力発電が20.0%減の472億kWhと急減したことが反映された格好。優先使用が義務づけられている再生エネ電力の増加が背景にある。原子力と天然ガス火力発電はそれぞれ3.9%、3.4%増えた。

電源別のシェアをみると、1位はこれまでに引き続き石炭が維持したものの、前年同期の38.5%から31.6%へと低下した。2位は風力で21.0%から26.5%へと拡大。3位は原子力(13.2%)、4位は天然ガス(12.1%)だった。太陽光は4.1%となっている。

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