Daimler：ダイムラー―乗用車のネット販売25％へ―

ダイムラーの乗用車部門メルセデスベンツ・カーズは18日、車両の25％を2025年までにインターネットで販売する計画を発表した。自動車を手軽に入手したいという需要の増加に対応する狙い。同割合が現在どの程度かは明らかにしていない。

高級車では顧客各人の希望に沿ったオーダーメイドの製品が重視されてきた。だが近年は、メーカーが予め提示した選択肢の中から車両を選ぶニーズが高まっている。ブリッタ・ゼーガー取締役（乗用車販売担当）は「顧客は面倒なことを好まない」と指摘。そうした需要を取り込むために、インターネットという購入が手軽なチャンネルを強化すると説明した。

ダイムラーは2013年、インターネットを利用した直販を開始した。販売チャンネルの多様化戦略の一環で、新規顧客層の掘り起こしが狙い。