ドイツ連邦統計局が30日発表した7月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.7%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同1.6%から拡大した。インフレ率の上昇は2カ月連続。食料品の上昇率が前月の1.2%から2.1%へと大幅に拡大したことが大きく、物品全体でも同1.5%から1.8%へと拡大した。エネルギーは2.5%から2.4%へとやや低下した。
物価に占める比重が53%強に上るサービスの上げ幅は前月の1.9%から1.5%へと縮小した。前月は祝日配置の関係で旅行関係の料金が前年同月を大幅に上回っており、7月はその反動が出た格好だ。
消費者物価は前月比では0.5%増となり、6カ月連続で拡大した。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が1.1%、前月比が0.4%だった。