Siemens:シーメンス系産業IoT団体が日台で発足

電機大手の独シーメンスは30日、同社が開発・運用するクラウドベースの産業用IoTオペレーティングシステム(OS)「マインドスフィア」の地域ユーザー団体「マインドスフィア・ワールド台湾・日本」を新たに設立したと発表した。日本と台湾の企業や大学、研究機関を対象とする団体で、台北で同日開催された設立集会には約20人が集まった。アジアでは3つ目の地域団体となる。

マインドスフィア・ワールドは2018年1月、ドイツで創設された。マインドスフィアを中心とするエコシステムを世界的に拡大するほか、同OSをベースとする会員企業のIoTソリューション開発・最適化、および市場開拓を支援することが狙い。エコシステムの構築では標準の策定が重要になることから、同ユーザー団体ではマインドスフィアをベースとするアプリの標準を共同で策定するとともに、ソリューション間の相互運用性を確保するための提案も行う。

これまでにドイツ、イタリア、東南アジア・太平洋、韓国で地域団体が設立されており、マインドスフィア・ワールド台湾・日本は5番目の団体となる。加盟企業は明らかにされていない。

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