VW:フォルクスワーゲン―第2四半期増益確保―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループ(ヴォルフスブルク)が25日発表した2019年第2四半期(4~6月)決算の営業利益は前年同期比29.9%増の51億3,000万ユーロと大幅に拡大した。比較対象の18年第2四半期はディーゼル車排ガス不正問題に絡んで特別費16億ユーロを計上しており、その反動が大きい。特別費計上前の営業利益は8.1%減の51億3,000万ユーロ(額は計上後ベースと同じ)へと縮小した。株主帰属の純利益は22.7%増の39億6,400万ユーロだった。

売上高は651億8,500万ユーロで、前年同期を6.6%上回った。売上高営業利益率(特別費計上後ベース)は6.5%から7.9%へと上昇した(特別費計上前ベースの同利益率は9.1%から7.9%に低下)。

経営陣は19年12月通期の業績予測を据え置いた。売上高で最大5%増、売上高営業利益率(特別費計上前ベース)で6.5~7.5%を見込む。

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