自動車部品系複合企業の独ボッシュ(シュツットガルト)は21日、建設プロジェクト管理用ソフトウエアを手がける米バーサトル・ネイチャーズの資金調達に応じ、資本参加すると発表した。バーサトルの技術は「建設業界に革命を引き起こす可能性がある」と判断。ベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタル(RBVC)を通して出資する。
バーサトルは人工知能(AI)とIoTセンサーをベースとする建設現場向けのソフトプラットホームを開発している。同プラットホームを用いると、資材の置き場・使用量、建設の進捗状況、クレーンの稼働率などプロジェクト全般を見渡すほか、状況に応じて適切な措置を取ることが可能になるため、建設効率を引き上げることができる。
バーサトルは今回、総額550万ドルの資金を調達。ボッシュはメイン投資家としてこれに応じる。