Karstadt:カールシュタット・カウフホーフ―樹脂製レジ袋全廃へ―

独2大デパートのカールシュタットとカウフホーフを傘下に持つギャラリア・カールシュタット・カウフホーフは2日、樹脂製レジ袋の全面廃止方針を発表した。樹脂製レジ袋を廃止する動きはスーパーなどの食料品店から、衣料品など様々な種類の商品を取り扱うデパートにも広がることになる。

同社は声明で、在庫が来年上半期になくなり次第、樹脂製レジ袋の提供を停止することを明らかにした。希望する顧客には今後、何度でも使える袋を提供する意向だ。シュテファン・ファンダール社長は、樹脂製レジ袋は持続可能性が重要性を増すわが社の事業モデルに合致しないと指摘。樹脂製レジ袋の廃止を経済的な理由で決めたわけではないと強調した。

デパートや衣料品店では樹脂製レジ袋の全廃が難しいと目されてきた。手持ちの袋を持たずに衝動買いする顧客が少なくないためだ。樹脂製のレジ袋には雨の日でも購入した服が濡れず、販売減を緩和するというメリットがあるものの、同社は全廃に踏み切る。

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