独包装機械大手のクロネスは18日、ハンガリー東部のデブレツェンで新工場の落成式を行った。同社がドイツ以外の欧州に生産拠点を設けるのは初めて。部品の生産・組み立てを行う。
デブレツェン国際空港の南にある工業団地内に新工場を建設した。投資額は150億フォリント(4,500万ユーロ)。うち55億フォリントを政府の助成で賄った。施設面積は4万平方メートル、新規雇用は500人。レーザー加工機2台をはじめ、約50台の機械を今後導入する。
クロネスのゴルトブルンナー執行役員は同地を選んだ理由として、優れた物流とインフラ環境、人材のスキルの高さを挙げた。
クロネスは飲料・乳製品などのボトリング・充填設備の世界最大手。全世界で製造される飲料・液状食品の4本に1本がクロネス製の設備で充填されている。ハンガリーではこれまでにミネラルウォーターのセントキラーリーやエナジードリンクのヘルに設備を納入した実績がある。(1HUF=0.36JPY)