シュターダ―ウクライナ企業から事業買収―

製薬大手の独シュターダ(バート・フィルベル)は2日、ウクライナ同業のバイオファーマから処方薬・一般医薬品事業を取得することで合意したと発表した。シュターダは東欧事業を強化しており、11月にもチェコ同業ヴァルマルクの買収と、武田薬品からのロシア・独立国家共同体(CIS)諸国事業の部分買収を明らかにしていた。バイオファーマとの取引金額は明らかにしていない。年内の買収手続き完了を見込む。

バイオファーマの処方薬・一般医薬品事業を、キエフ州南西部のビーラ・ツェールクヴァにある工場を含めて取得する。従業員およそ300人を引き継ぐことになる。

シュターダは同買収によりウクライナに生産拠点を獲得し、現地市場で主要なプレイヤーに浮上する意向だ。同社の役員は今回の取引を「欧州成長戦略の必然的な一歩」と位置づけた。

バイオファーマは経営資源を血しょう事業に集約する。

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