ダイムラー―ボッシュと共同でブラジルにテストセンター建設―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は6日、サプライヤー大手のボッシュと共同でブラジルにテストセターを建設すると発表した。サンパウロ州イラセポリスにあるダイムラーのテスト施設内に新設する。

今年上半期中に着工し来年に運営を開始する予定。両社合わせて7,000万ブラジルレアル(約1,500万ユーロ)を投資する。

新設するテストセンターは面積が40万平方メートルで、計5つのエリアで構成される。同センターではトラック、バス、乗用車、小型商用車、オートバイの試験が可能。特に車両安全システム、車台制御システム、エネルギー効率向上システム、自動運転システムに照準を合わせている。外部の自動車メーカーやサプライヤーも利用できる。

イラセポリスにあるダイムラーのテスト施設はトラック・バスの試験拠点として2018年5月に開設された。面積は約130万平方メートルで、南米最大。新テストセンターが開設されるとエリア数は現在の16カ所から21カ所へと増えることになる。

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