オペル―人員削減へ、アストラ次世代モデルは本社工場で生産―

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは14日、人員削減計画で従業員代表と合意したと発表した。欧州連合(EU)の二酸化炭素(CO2)排出規制強化を受けた措置で、独拠点の従業員を最大2,100人、整理する。オペルは過去2年間で計7,000人の削減を決めており、上乗せすることになる。

人員削減は希望退職を通して実施する。対象となるのは本社所在地リュッセルスハイムとアイゼナハ、カイザースラオターンの従業員。人員削減の見返りとして経営上の理由による整理解雇を2025年7月まで行わないことを取り決めた。

従業員との間ではこのほか、小型車「アストラ」の次世代モデルをリュッセルスハイム工場で生産することでも合意した。21年からセダン、22年からステーションワゴンを製造する。エンジン車のほか、プラグインハイブリッド車も手がける計画だ。

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