ドイツ連邦統計局が1月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.7%増となり、インフレ率は昨年7月以来6か月ぶりの高水準に達した。エネルギーがマイナス0.1%からプラス3.4%へと上昇に転じたほか、食料品の上げ幅が2.1%から2.3%に拡大し、全体が押し上げられた格好だ。物価に占める比重が53%に上るサービスは1.8%増から1.5%増へと上昇率が縮小した。
前月比のインフレ率はマイナス0.6%だった。比較対象の前月はクリスマスの効果で物価が押し上げられており、1月はその反動で大きく低下した。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が1.6%、前月比がマイナス0.8%だった。