19年機械業界受注9%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の2019年の新規受注高は前年を実質9%割り込んだ。通商摩擦や保護主義の強まり、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱、自動車業界の構造転換を背景に顧客産業で投資見合わせの動きが強まったことが響いた格好。国内が9%、ユーロ圏(ドイツを除く)が8%、ユーロ圏外が9%の幅で落ち込んだ。

12月の新規受注高は前年同月比で実質7%減少した。国内が5%、国外が7%後退した。

特種要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、10~12月は前年同期比で11%縮小した。国内とユーロ圏が11%、ユーロ圏外が10%落ち込んだ。

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