ドイツの金融スタートアップ企業が投資家から昨年、調達した資金の総額は前年比44%増の17億ユーロとなり、過去最高を更新した。保険分野のスタートアップであるインシュアテックが3倍の4億4,200万ユーロと大きく伸びて全体をけん引した格好だ。コンサルティング会社バルコフの調査をもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙などが報じた。
資金調達額が最も多かったインシュアテックはフライデーで、約1億ユーロに達した。同社は走行距離に応じて保険料が決まる自動車保険サービスを提供している。家財保険や賠償責任保険をアプリでわずか数分で締結できるサービスを手がけるウィフォックスも多額の資金を獲得したという。