ドイツ連邦統計局が14日発表した2019年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比横ばい(速報値)にとどまった。民間最終消費支出(個人消費)と政府最終消費支出が、好調だった前期の反動で減速。設備投資も大きく落ち込んだ。建設投資はこれまでに引き続き拡大した。
外需は輸出がやや減少し、輸入が増えたことから、成長率を押し下げた。
統計局は今回、第3四半期(7~9月)の実質成長率を従来の0.1%から0.2%へと上方修正した。第1四半期(1~3月)と第2四半期(4~6月)についてはそれぞれ0.5%、マイナス0.2%に据え置いている。
統計局が現時点のデータをもとに計算したところによると、20年の各四半期が前期比で仮にゼロ成長になっても、「統計的なオーバーハング(statistischer
Ueberhang)」で20年は0.1%のプラス成長を確保する。