ドイツ連邦雇用庁(BA)が2月28日発表した同月の失業者数は239万6,000人となり、前月を3万人下回った。暖冬がプラスに働いた格好で、季節要因を除いた実質ベースでも1万人減少した。BAのデートレフ・シェーレ長官は、景気低迷の影響はあるものの労働市場は全体的にみると安定しているとの見方を示した。
失業率は5.3%(名目)横ばいとなった。失業者数は前年同月比では2万3,000人増加した。
国際労働機関(ILO)基準の昨年1月の失業率は3.4%で、前月を0.2ポイント上回った。
2月の求人件数は69万件だった。前年同月を9万4,000件下回り、季節要因を加味した前月比でも4,000件減少したものの、長年の平均を上回っている。