欧州中央銀行(ECB)は3月27日、ユーロ圏の銀行に対し、少なくとも2020年10月まで株主への配当支払いや自社株買いを控えるよう要請した。新型コロナウイルスの感染拡大で銀行の業績悪化が懸念され...
2020/4/1
総合 - ドイツ経済ニュース
ECBが銀行に配当見合わせを要請、新型コロナ対応で300億ユーロの資本温存
この記事の要約
欧州中央銀行(ECB)は3月27日、ユーロ圏の銀行に対し、少なくとも2020年10月まで株主への配当支払いや自社株買いを控えるよう要請した。
ただし、今後開かれる株主総会で配当金について決議する際、少なくとも20年10月1日以降に支払いを遅らせる方向で提案を修正するよう求めている。
ECBは声明で「新型コロナウイルスの感染拡大による損失を吸収するため資本を温存すると共に、深刻な打撃を受ける家計や小規模事業者の資金繰りを支援するため、銀行の株主に対しても協力を期待したい」と強調した。
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