海運貨物取扱量、昨年は3%以上減少

ドイツ連邦統計局がこのほど発表した2018年の海運貨物取扱量は2億9,450万トンとなり、前年の3億470万トンから3.3%減少したした。国外向けが0.8%、国内貨物が6.4%縮小して全体が押し下げられた格好。国外からの貨物は0.3%増えた。

取扱量が最も多かった貿易相手地域は欧州で1億6,590万トン(2.6%減)に上った。これにアジアが5,640万トン(2.6%増)、アメリカ大陸が4,330万トン、アフリカが1,750万トン(21.8%増)で続いた。

対中国は8.9%増の2,390万トン好調だった。内訳は輸出が1,040万トン、輸入が1,350万トンだった。

取扱量が最も多かった港はハンブルクで1億1,720万トンに上った。2位以下はブレーマーハーフェン(4,760万トン)、ヴィルヘルムスハーフェン(2,310万トン)、ロストック(1,990万トン)、リューベック(1,600万トン)が続いた。

コンテナ取扱量は1,510万TEU(20フィートコンテナ換算)で、横ばいにとどまった。同取扱量が最も大きかった取引先国は中国で、310万TEUに上った。これに米国が140万TEU、ロシアが70万TEUで続いた。

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