自動車大手のフォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は3月31日、ドイツ本国にある乗用車、商用車、部品部門の工場の操業停止期間を5営業日、延長すると発表した。需要の減少とサプライチェーンの支障を踏まえ、19日まで生産を停止する。
対象となるのはドレスデン、エムデン、オスナブリュック、ヴォルフスブルク、ツヴィッカウ(以上は乗用車)、ハノーバー(商用車)、ブラウンシュヴァイク、カッセル、ザルツギター、ケムニッツ、ハノーバー(部品)、およびシート子会社SITECHの独工場。合わせて約8万人の従業員の操業時間が短縮されることになる。
操業再開後は工場従業員の感染を防ぐための措置を導入する意向で、現在その準備を進めている。衛生措置のほか、生産ラインで働く従業員が相互に十分な距離を取れるようにすることを考えている。