コンチネンタル―投資を20%以上削減へ―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は7日の決算発表で、2020年12月期の投資額を前期比で最低20%削減することを明らかにした。新型コロナ危機で先行きが読めないことから、緊急性の低いプロジェクトを棚上げにし、資金繰りを確保する意向だ。

20年第1四半期(1~3月)の営業利益(EBIT、調整済み)は2億9,230億ユーロとなり、前年同期比で51.1%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国の生産活動が大幅に鈍化したことが響いた格好。売上高(調整済み)は10.8%減の97億4,360億ユーロで、売上高営業利益率は前年同期の8.1%から4.4%へと低下した。純利益は49.2%減の2億9,230万ユーロだった。

第2四半期(4~6月)は新型コロナの流行が欧州とアメリカ大陸にも広がったことから、売上高と利益の減少幅が一段と拡大する見通し。

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