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2020/5/13

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ルフトハンザ―6月からフライトを拡大―

この記事の要約

航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)は8日、グループ企業が投入する機材の数を6月から120機に倍増することを明らかにした。

感染が世界的に拡大した3月にはグループの運行便数を95%削減した。

6月からはルフトハンザ本体と子会社ユーロウイングス、スイス・インターナショナル・エアラインズの3社が運航する便の目的地を現在の32カ所から106カ所へと拡大する。

航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)は8日、グループ企業が投入する機材の数を6月から120機に倍増することを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために実施してきた制限措置を欧州諸国が緩和し始めたことから、フライト件数を増やし需要を取り込む意向だ。フライトを望む顧客は多いとしている。

同社は新型コロナの流行を受けて1月に中国便を全面停止。感染が世界的に拡大した3月にはグループの運行便数を95%削減した。現在は保有する763機のうち60機しか使用していない。

6月からはルフトハンザ本体と子会社ユーロウイングス、スイス・インターナショナル・エアラインズの3社が運航する便の目的地を現在の32カ所から106カ所へと拡大する。観光地であるマヨルカ島やジルト島、クレタ島向けの便も再開する意向だ。墺子会社オーストリア航空とベルギー子会社ブリュッセル航空では現時点で6月再開の目途が立っていない。

ルフトハンザグループでは4日付で乗客にマスクの着用を義務付けた。機内食サービスも制限している。乗客に対しては、感染防止に向けて空港セキュリティチェックの待ち時間が長くなっていることや、入国者に隔離を命じる国があることに注意を促している。

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