新型コロナワクチン開発、独は7件

研究開発型製薬工業会(VfA)は5日、新型コロナウイルスのワクチン開発プロジェクトが世界全体で現在115件、進められていることを明らかにした。ドイツはそのうち7件を占める。

世界のプロジェクト件数を時系列でみると、2月1日時点では6件、3月9日時点でも16件にとどまっていた。これが5月5日までに3ケタ台に増えており、3月中旬以降に急拡大したことが分かる。

ドイツで行われているプロジェクトは(1)独バイオ企業ビオンテックと米製薬大手ファイザーのもの(2)独バイオ企業キュアヴァクのもの(3)ワクチン開発の独プライム・ベクター・テクノロジーズのもの(4)独バイオ企業ロイコケア(LeukoCare)が伊バイオ企業ReiThera、リチウムイオン電池の独ユニバーセルと進めているもの(5)独バイオ企業アルテス・バイオテクノロジーのもの(6)ドイツ感染研究センターとミュンヘン大学、マールブルク大学、ハンブルク・エッペンドルフ大学病院、バイオ医薬品製造の独IDTビオロギカが共同で行っているもの(7)ドイツ感染研究センターが単独で進めているもの――の7件。このうち(1)は4月に治験が始まった。(2)も6月に治験が始まる見通しだ。

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