シーメンス・ガメサ―世界最大のタービンを開発―

独シーメンスの風力発電設備子会社シーメンス・ガメサ(スペイン・ザムディオ)は19日、巨大な洋上風力発電タービンのプロトタイプを来年、完成させると発表した。発電容量は14メガワット(MW)で、米競合ゼネラル・エレクトリック(GE)の製品(同12MW)を抜いて世界最大となる見通し。2024年に市場投入する計画だ。

「SG14-222

DD」と命名された同タービンはローター直径が222メートル、ブレードの長さが108メートルで、受風面積は3万9,000平方メートルに上る。出力増大機能を用いると発電容量は15MWに拡大する。

14MWの発電容量は欧州の平均世帯1万8,000軒の年間電力需要を賄える規模。本社所在地ザムディオに隣接するビルバオ市であれば、4基で市の需要をカバーできるという。

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