風力発電設備大手の独ノルデックスが公的支援を受けるために交渉を行っている。新型コロナ危機で受注が激減していることから、国などの支援を受ける意向だ。北ドイツ放送局などが報じ、同社が追認した。
ノルデックスの4-6月期(第2四半期)の風力タービン受注規模は888メガワット(MW)で、前年同期の2,003.3MWから56%も減少した。ホセ・ルイス・ブランコ最高経営責任者(CEO)は「グローバル経済は現在なおもコロナパンデミックの大きな影響を受けている。この事情はもちろん、わが社と顧客、サプライヤーにも当てはまる」と述べた。
メディア報道によると、同社は国と州から総額3億5,000万ユーロの融資保証を受ける方向で交渉を開始した。融資保証の半分を国、残りを本社所在地ハンブルクと工場所在地メクレンブルク・フォーポマーンの両州が負担するもようだ。