ラインメタル―ハンガリー政府と合弁で戦闘車両製造―

軍需大手の独ラインメタル(デュッセルドルフ)は17日、ハンガリー政府と戦闘車両製造の合弁会社を設立することで合意した。同国陸軍向けに装甲戦闘車「リンクス(Lynx)」を製造する。取引額は20億ユーロを超える見込み。

ハンガリーは北大西洋条約機構(NATO)の防衛支出目標(対国内総生産=GDP比で2%)達成に向けて陸軍の装備近代化を推進している。同国の軍事インフラの多くは共産主義政権時代から更新されていない。政府は声明で「今回の合弁事業は国内の軍需産業の再興に寄与する」と強調した。

ハンガリー陸軍は昨年9月、ラインメタルとの間で3億ユーロ規模の装備近代化契約を締結した。2018年12月には独クラウス・マッファイ・ヴェークマン(KMW)に戦車「レオパルド2」と自走榴弾砲「PzH2000」を計68両、発注している。

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