イザール・エアロスペース―ロケット建造開始、21年にも打ち上げ―

独スタートアップ企業イザール・エアロスペースは7日、衛星打ち上げロケットの建造を開始した。ミュンヘン南部のオットブルンにある生産ホールでは同時に3機の製造が可能。ダニエル・メッツラー社長は『ハンデルスブラット』紙に、早ければ2021年末にも打ち上げにこぎつける見通しを明らかにした。

同社はミュンヘン工科大学からのスピンオフとして2018年に設立された。全長27メートル、最大積載量1トンの小型ロケット「スペクトル」を建造する。衛星打ち上げで先行する米イーロン・マスク氏のスペースXを手本としている。

自動車大手BMWの大株主であるズザンネ・クラッテン氏や航空宇宙大手エアバスなどから年末までに合わせて約1億ユーロの資金を調達する見通しという。

上部へスクロール