食品世界最大手のネスレ(スイス、ヴヴェイ)は7日、リサイクル可能な食品包装材の利用率が87%に達したと発表した。2025年までに自社製品のすべての包装をリサイクル可能な素材に切り替える目標の達成が近づいてきた。
同社は18年4月に包装材を100%リサイクルまたは再利用可能なものにするという目標を打ち出した。その一環として、最大20億スイスフランを投じてリサイクル素材の開発を進めることを1月に発表していた。
ネスレは同日、目標達成に向けて、チリのペットフード販売で消費者が商品を詰め替えることができるシステムを先ごろ導入したと発表。また、洋風だし「マギーブイヨン」向けの新たなリサイクル包装材の開発に成功し、近くフランスで導入することも明らかにした。