アウクスマネー―米投資大手センターブリッジが買収―

お金を借りたい人と貸したい人を仲介するソーシャルレンディングのプラットホームを運営する独アウクスマネー(デュッセルドルフ)は2日、米投資大手センターブリッジの傘下に入ることで合意したと発表した。市場での地位と技術力を強化する狙い。センターブリッジは独禁当局の承認を得てアウクスマネーに資本参加する。

センターブリッジはアウクスマネーの増資を引き受けて1億5,000万ユーロを出資するとともに、アウクスマネーの既存の出資者から持ち分を譲り受け、過半数資本を獲得する。アウクスマネーのラファエル・ヨーネン社長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に、ソーシャルレンディング市場は再編期を迎えようとしているとの認識を示したうえで、センターブリッジの支援を受けることで再編を仕かけるプレイヤーになることができると述べた。また、融資の仲介規模をこれまでの5~10倍に拡大したいと意欲を示した。

同社は2007年の設立。昨年の融資仲介総額は約7億ユーロに上った。

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