コンチネンタル―EUの5G事業にIoTソリューション提供―

独自動車部品大手コンチネンタルのルーマニア法人は8日、欧州連合(EU)が港湾運営のための次世代移動通信(5G)技術の開発を目的に行うプロジェクト「5G-LOGINNOV」に、モノのインターネット(IoT)ソリューションを提供すると発表した。独ハンブルク港とスロベニアのコペル港で物流業務に従事する車両に後付け型のIoTデバイスを搭載し、5Gに関連するデータを収集できるようにする。

5G-LOGINNOVは港湾業務に最先端の5G技術を応用することで得られるメリットを検証し、同技術の導入を後押しする目的で行われる。期間は2020年9月から2023年8月までの予定。コンチネンタルを含む15社が参加し、ハンブルク、コペルのほかギリシャ・アテネの3港で実施される。EUの研究・イノベーション助成プログラム「ホライズン2020」の資金支援を受ける。

コンチネンタル・ルーマニアはIoTデバイスをティミショアラにある技術センターで開発した。同国法人のクリスティアン・フォン・アルプリヒスフェルド代表は、「当社が開発したIOTデバイスにより、コネクテッド機能を持たない車両であっても広範なネットワークインフラの一部に変えることができる」と述べた。

上部へスクロール