テレフォニカ―独テレコムとの協業拡大、固定網分野で―

スペイン電気通信サービス大手テレフォニカの独法人テレフォニカ・ドイチュラント(ミュンヘン)は7日、ドイツテレコムとの固定通信網分野での協業を拡大することで合意したと発表した。ドイツテレコムから借り受ける回線をこれまでの銅線から光ファイバー通信網にも拡大。顧客に高速通信サービスを提供する。同合意は当局の承認を経て来春に発効する見通しだ。

テレフォニカ・ドイチュラントは移動通信分野で独自の通信網を持つものの、固定網分野ではインフラ基盤が弱い。このため2013年にドイツテレコムと10年契約を結び、銅回線を借り受けている。両社は今回、契約を前倒しで更新するとともに、協業関係を光ファイバー通信回線にも拡大することを取り決めた。

ドイツテレコムは回線を貸し出すことで稼働率を引き上げるとともに、使用料金を受け取る。同料金収入は通信網の拡充に投資する。

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