メルク―有機ELのアジア生産能力を拡張―

電子材料大手の独メルクは10月28日、有機ELの生産能力をアジアで拡張すると発表した。拡大する現地需要を取り込む考えで、2,000万ユーロを投資。韓国の平沢市にある既存拠点を拡張するほか、上海に生産施設を設置する。

同社は有機ELの有力メーカーで、本社所在地ダルムシュタットに同分野の研究センターを2010年に設立した。平沢には15年に有機ELアプリケーションセンター(OAC)を設置。翌年には工場も開設した。上海には18年、有機EL技術センター(OTC)を開設し、現地の各顧客企業に適したオーダーメイドのソリューション開発に乗り出した。

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