三菱 UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は10日、子会社の三菱UFJ銀行と持分法適用会社の東銀リースが独DVBバンクから航空機ファイナンス関連事業を譲り受ける取引を一部、断念すると発表した。各国の関連当局の承認を得られなかったためと説明している。
MUFGは昨年3月、DVBバンクの航空機ファイナンス関連事業を取得することで合意したと発表した。同合意のうち、三菱UFJ銀行が航空機ファイナンス関連事業の顧客向け貸出債権と、従業員・その他の事業基盤を取得する取引は同11月に完了したものの、東銀リースが新設する子会社を通して航空機インベストメントマネジメント事業と航空機資産管理事業を譲受する取引は当局の承認を得られなかった。