卸売物価2年連続低下、昨年は-2%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した2020年の卸売物価指数は前年比2.0%減となり、2年連続で落ち込んだ。石油製品が16.1%低下したことが最大の押し下げ要因。このほか古材・残材(-12.6%)、コンピューター・周辺機器・ソフトウエア(-5.0%)、動物(-3.7%)も全体を強く押し下げた。たばこ製品は4.1%上昇した。

12月の卸売物価指数は前年同月比1.2%減となり、11カ月連続で低下した。石油製品が13.6%下落して、全体を最も強く押し下げた。このほか動物(-31.3%)、食肉・肉製品(-5.0%)、コンピューター・周辺機器・ソフトウエア(-3.9%)で下げ幅が大きかった。古材・残材(+17.3%)、穀物粉・葉たばこ・種子・飼料(+7.7%)は大幅減となった前年同月の反動で大きく上昇した。

12月の卸売物価は前月比ではプラス0.6%となり、2カ月連続で上昇した。

上部へスクロール