BASF―高吸水性樹脂のパイロット設備を設置―

化学大手の独BASFは25日、ベルギーのアントワープにある統合生産拠点内に高吸収性樹脂のパイロット設備を設置すると発表した。より優れた特性を持つ製品を開発することが狙い。アントワープ拠点は同社最大の高吸収性樹脂工場であることから、同拠点内にパイロット設備を設けることで新製品投入までのリードタイムを短縮できるとしている。

同設備にはデータ捕捉装置とセンサーを搭載する。これにより製品開発から量産までのスケールアップ過程を加速する考え。2,500万ユーロを投資する。

BASFは独マンハイムの高吸収性樹脂工場を閉鎖することも明らかにした。同工場は年産能力が2万5,000トンと低く、採算が合わないことから、アントワープを中心に他の工場へと生産を段階的に移管していく。

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