バイオ製薬の米モデルナが新型コロナウイルス用ワクチンをドイツ東部で生産することを計画しているもようだ。実現すればスイスに続く欧州2カ所目の生産拠点となる。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が25日、報じた。同社は報道内容へのコメントを控えている。独経済省は、ワクチンメーカー全社とコンタクトを取っているが、個々の協議については明らかにしないと回答した。
2年後の生産開始を計画している。同紙によると、政府は工場建設に対する助成の条件として、ワクチンの供給量を現時点で拡大することをモデルナに要求している。モデルナは供給拡大を約束できないことから、政府との協議は停滞しているという。