1-3月期GDP-1.7%に、ロックダウンで消費不振

ドイツ連邦統計局が4月30日発表した1-3月期の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を1.7%下回った。マイナス成長は昨年4-6月期以来で3四半期ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにロックダウン(都市封鎖)が実施されたことから、個人消費が大きく落ち込んだ。製品輸出は好調で、GDPの減少を緩和した。

1-3月期の成長率は前年同月比でも3.0%減少(物価・営業日数調整値)した。コロナ禍直前の2019年10-12月期に比べると4.9%低い水準だ。

統計局は今回、これまでのGDP統計を修正した。20年の成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)を従来のマイナス5.3%からマイナス5.1%へと上方修正。20年7-9月期と10-12月期も0.2ポイント引き上げ、それぞれ8.7%、0.5%とした。同1-3月期と4-6月期は各マイナス2.0%、マイナス9.7%に据え置いた。

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