自動車業界の景気の見通しが悪化してきた。Ifo経済研究所が2日発表した独自動車・自動車部品業界の5月の景況感調査結果によると、今後の見通しを示す期待指数はマイナス1.4ポイントとなり、前月のプラス23.2ポイントから大幅に悪化した。半導体不足と需要拡大の鈍化が背景にあるもようだ。需要に関する指数も40.2ポイントから4.7ポイントへと低下している。
このほか、受注残に関する指数が42.1ポイントから20.9ポイント、生産に関する指数が42.0ポイントから9.7ポイント、輸出見通しに関する指数が28.6ポイントから0.2ポイントへと落ち込んだ。
現状判断を示す指数は23.7ポイントから36.6ポイントへと上昇し、2018年9月以来の高水準を記録した。